サン・ジョルディの日とは

スペインのカタルーニャ地方では、毎年4月23日はサン・ジョルディの日

カタルーニャのある騎士サン・ジョルディの伝説に由来すると言われています。カタルーニャ地方では、親しいひとたちの間で愛と知性のシンボルとして、薔薇と本を贈り、この日を祝います。伊丹では、2024年は4月21日(日)に「いたみサン・ジョルディの日」としてイベントを開催。

この日は家族や恋人、友人など親しいひとの間で本や薔薇の花を贈って愛や感謝を伝え合う日です。

街には本と薔薇のマルシェが立ち、身近なひとや、自分自身のためにプレゼントを買い求めるひとびとで賑わいます。

サン・ジョルディの伝説

もともとはカタルーニャの守護聖人である騎士サン・ジョルディの伝説に由来する日。

昔カタルーニャには恐ろしいドラゴンがおり、ドラゴンの怒りを鎮めるためにお姫さまが生贄として差し出されることになりました。

ところが、お姫さまが餌食になろうとしたそのとき、白馬に跨がり、黄金に輝く甲冑をまとった1人の若い騎士が姿を現しました。彼こそが、お姫さまを救いにやって来た騎士サン・ジョルディだったのです。

サン・ジョルディとドラゴンは激しく戦いを繰り広げたのち、サン・ジョルディの手にした槍がドラゴンの心臓を貫き、無事にお姫さまを救い出すことができたのです。

そのとき溢れ出したドラゴンの血からは、見たこともないほど美しい赤い薔薇が咲き、サン・ジョルディは、その薔薇を手折り、永遠の愛のシンボルとしてお姫さまに贈りました。

それ以来カタルーニャの人々は、毎年4月23日をサン・ジョルディの日としました。

そして愛する人に美と教養、愛と知性のシンボルとして、1本の薔薇と1冊の本を贈ってこの日をお祝いする習慣になったのです。

いたみサン・ジョルディの日

カタルーニャ流 本と薔薇のひろば

伊丹では2023年4月23日(日)、三軒寺前広場で、「いたみサン・ジョルディの日ーカタルーニャ流 本と薔薇のひろばー」をはじめて開催いたしました。

2024年は4月21日(日)に開催いたします。

伊丹でもみんなでサン・ジョルディの日のお祭りをして、カタルーニャの食を楽しんだり、本や薔薇を贈りあったりしませんか。

今年も、昨年大好評だったブラインドブックス(目隠し本の交換)を実施。本の表紙を隠したラッピングをして、本を持ってきたひとが本を表すキイワードを書いて交換するというもの。自分では買わないような本を手に取れるチャンスです。

マルシェでは、古本、薔薇の花、カタルーニャのワインや生ハム、パナジェッツの出店やカタルーニャ伝統菓子の販売も予定しています。

子ども読書の日

4月23日は「子ども読書の日」でもあります。

今年の開催4月21日(日)の会場では、ブラインド・ブックス、古本マルシェで絵本の取り扱いもあり!

子どもも大人もみんなで春の日をカタルーニャ流に楽しみましょう。